佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』 ET IN ARCADIA EGO

2020年5月27日

佐藤亜紀の長編小説、デビュー作。1906年、ウィーンから始まる……。

『バルタザールの遍歴』作品情報

書誌情報

書名

  • バルタザールの遍歴
    • バルタザール ノ ヘンレキ
  • ET IN ARCADIA EGO

刊行年

初出

  • 『小説新潮』1991年9月号掲載

受賞

  • 1991年 第3回日本ファンタジーノベル大賞 大賞受賞

参考リンクなど

参考リンク

Twitterから

カバーデザイン、本文デザインを担当された柳川貴代さんツイート。
https://twitter.com/Fantas_magorie/status/1260741522841989121 も。
カバーイラストを担当された南景太さんツイート
角川文庫『バルタザールの遍歴』解説の石井千湖さん

Tamanoirの本 電子書籍、オンデマンド『バルタザールの遍歴』(Tamanoirの本)

黄昏のウィーンから灼熱のマグレブへ。肉体を一つしか持たない双子の酒に溺れた遍歴。
1906年、残照のオーストリア帝国の首都ウィーンの公爵家に生まれた双子バルタザールとメルヒオール。義母との恋に破れた二人は酒に溺れ、台頭するナチスに追われるように転落していく。だが、流れ着いたチュニジアの港町では思いも寄らない冒険が待ち受けていた。

バルタザールの遍歴 – 大蟻食の生活と意見

角川文庫『バルタザールの遍歴』(KADOKAWA)

黄昏のウィーンから灼熱のマグレブへ
一つの肉体を共有する双子の貴族の運命は
読書界待望 世界レベルのデビュー作!

佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』(角川文庫)帯 惹句より

詳細情報、カバーイラスト・カバーデザイン・本文デザイン

角川文庫版解説が特別公開されました(2020年7月9日)

※この項、2020年7月12日追記

この小説の勘所がよく分かり、魅力が伝わり、またいますぐ読み返したくなる解説です。

角川文庫電子版『バルタザールの遍歴』(KADOKAWA)